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MOBILITY NANO LAB:
DLX × BZL

公共交通機関としての
自律走行バスにおける
人とクルマのインタラクション(HVI)の解明

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Designing Future Mobility

新たな現実、新たな挑戦

Preparing for the Future

未来への準備

自動運転への移行、それはインタラクションやコミュニケーションに新たな形をもたらすだろう。

このような状況に対応するには、常に新しい視点が求められるのではないだろうか。私たちは既存のパラダイムに疑問を投げかけ、より人間中心のアプローチを追求すべきである。

デザインは、科学や工学主導の現在の自動運転をめぐる対話に、オルタナティブな視点をもたらす。この研究分野の課題の多くは、実は人間の行動や感情に深く関係している。これらはデザイン主導のアプローチにより扱われるべきではないだろうか。

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THE CHALLENGE

運転手のいない
公共交通機関に、
どのように
信頼
を見出せるか?

OUR MISSION

効果的かつ、
人間中心的で普遍的な、
コミュニケーションの
新たな形を考える。

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>> 乗客の存在を認識させる 
 
>> 疎外感のない雰囲気のために、生物学や自然からインスピレーションを得た素材やテキスタイルを選択する
 
>> 乗客に旅程に関する、パーソナライズされた適切な情報を提供する
 
>> 乗客とバスの対話を実現する
 
>> 乗客間の共同体意識を高めることで、ドライバーが不在であることの信頼性の不足を補う

ドライバーの不在を補う

Our mission

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What if..

もし、自動車が積極的に乗客と
会話をすることができるならば?

非言語によるコミュニケーションは、洞察力に富み、意味の込められたニュアンスを伝える。また、非言語により発せられるシグナルには、言葉を必要とすることなく、その人の意図や感情を伝える力を持っている。

ボディランゲージは、
人間同士のコミュニケーションに
欠かせない

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人々の会話のうち、
70%の情報がジェスチャーによって
伝えられている

THE
USER
JOURNEY

ユーザージャーニー

Booking

1

予約

すべての行路は意図することからはじまる。
利用する乗客は専用アプリによって、ユーザーは道順、場所、スケジュールや支払いの詳細などの情報を得ることができる。

専用アプリを使用しない場合、バス車内のインターフェイスにより、同様の情報やインタラクションを得ることができる。

街並みが変化するように、人と乗り物の関係性にも変化が起きている。
デザインは、そのような新たなユーザー体験の理想を叶えるための、統合的な視点を持っている。
私たちは、安心感や信頼感、そして順応性をもたらす無人運転の交通手段を構想し、信頼感を醸成するためには、乗客の体験は明快でパーソナライズされたものであるべきだと考える。

待機

Waiting

2

走行しながら近づく自動運転車は、歩道で待っている乗客を認識し、
手を振るようなジェスチャーにより乗客を認識したことを伝え、バス停に停車し、歩道上にシグナルを投影することで乗客を迎える。

Boarding

3

搭乗

搭乗者の確認

バスに乗り込むと、フロアの波紋が乗客の存在を示し、運転手が乗客に会釈しているような仕草で乗客を出迎える。運賃の支払いはバス内のポールに触れることで行われ、支払いを忘れがちな乗客には、一定の時間が経過した後に、足元のやわらかな光によって注意喚起する。

未予約の乗客

アプリで予約を行わず、思い立って自動運転車に乗ることにした乗客は、バスと応対することで目的地を決定し、乗車料金を支払うことができる。乗客がバス内のポールに触れると、ポールが拡張してインターフェースが表示され、停留所をスワイプして目的地を選び、運賃を支払うことが可能となっている。

Ride

4

乗車

バスの床によって乗客の存在を感知し、反応する

乗車中はインタラクティブなフロアの画面により、
乗客と以下のようなコミュニケーションを行う。

>> 車両の停止、または発進

>> 目的地までの残り時間、車両の現在位置、目的地の天候、
遅延の理由、長時間遅延の場合の代替ルートなど、
乗車に関するあらゆる情報

>> 天候など外部環境に関する情報


フロア上のインターフェースは、
乗客の存在を認識することで信頼感を与え、
乗客間におけるコミュニティー意識の醸成を手助けする。

意図し、意識すること

乗車情報

Getting Off

5

降車

バスはユーザーが乗車時に指示した目的地に、自動的に停車する。停留所が近づくと、フロア上で合図がなされる。

乗客が当初の目的地以外の停留所でバスを降車したい場合、ポールにタッチすることで、その意思を伝えることができる。自動運転車は確認を行い、新たに希望する場所で停車することができる。

バスを降車する際、バスのフロア上に軌跡が表示され、同時に歩道にも投影されることで、乗客の離脱を確認することができる。

Outer Vehicle Communication

車外コミュニケーション

このバスは、その周囲で起きているすべてのことのオーケストレーターとして機能し、バスの外装は外界とのコミュニケーションを可能にする。ジェスチャーという非言語を駆使して、乗客だけでなく、歩行者、サイクリスト、ドライバーなど、他の道路利用者ともコミュニケーションを行う。

空席状況の表示:
バスが満車か空車かを伝える

存在を知らせる:
自動運転車の存在を周囲の道路利用者に知らせる

意思の表示:
自動運転車が何をしようとしているのかを伝える

From Vision to Reality

未来のモビリティをデザインするということは、旅に出るということです。そこではプロトタイプを作成し、絵を描き、リサーチラボやワークショップを運営しています。私たちは、デザイナーやテクノロジストと共に、自動運転車による未来のインタラクションがどのように実現し、体験されるのかを研究し、想像しています。

このプロジェクトに参加したエンジニアとデザイナーは、自然の構造やパターンを取り入れることで、人間のジェスチャーを模倣することのできる自動運転車用の外観のコンセプトづくりに挑戦しました。これは、未来志向のプロダクトデザインにおけるユニークなアプローチです。

多くの未来志向のプロダクトは、SFの影響を受けたビジュアルを採用し、テクノロジーが私たちの身の回りの製品をどのように形作るのかを予測する試みとなっています。この研究では、自然からインスピレーションを受け、人間同士の非言語によるコミュニケーションの原理を利用した、柔らかく流れるような形状の未来型プロダクトをコンセプトとして提示しました。

Prototypes & Experiments

モビリティと自動運転車の未来のインタラクションを想像するために、多くのエキサイティングな実験と想像力に富んだプロトタイプが、クリエイティブなテクノロジスト、エンジニア、デザイナーとのコラボレーションによって追究されています。プロトタイプやデザイン手法の詳細は、プロジェクトのウェブサイトをご覧ください。 website.

Designing Future Mobility - the Steps Ahead

未来のモビリティをデザインする
─その先にあるもの

モビリティの分野では、急速かつ画期的な技術開発が行われています。この発展は、規制やインフラの調整、導入など、人間が生み出すオペレーションを往々にして追い越します。このデザインリサーチでは、交通はすべての人に影響を与える、つまりすべての人がユーザーであるという前提のもと、人間中心で包摂的なサービス、体験、ソリューションを開発することを目指します。

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