市民参加でサンゴ保全を行う体験型デザインプロジェクト
サンゴ礁は海洋生物の25%が生息しており、その長期的な保全には世界的な協力が必要です。このプロジェクトの目的は一般の人々がサンゴ礁の保全に取り組むことで、現在と将来の海洋生物多様性の維持に貢献することです。幅広い人々にサンゴの保全活動を知ってもらうために、様々なデザイン手法とアクティビティを組み合わせて実施します。私たちは誰でも自宅でサンゴを育てることができる、サンゴ自生キット(一般に公開されるもの)をデザインしました。自分で育てたサンゴが適切な大きさになれば、経験豊富なダイバーによって海に戻すことができます。私たちはまたこの問題について人々を教育し参加を促すためのワークショップ形式も開発しました。このプロジェクトを通じて新しいサンゴの育成方法の開発をデザインしそれをより多くの科学者コミュニティや一般の人々に広めることで、サンゴ礁の保護を後押しします。
今後東京とアメリカのリッチモンドの高校生を対象にサンゴの成長について学び、アイデアを生み出すグローバルな教育プログラムを実施する予定になっています。
WIRED Creative Hack Award 2023のグランプリを受賞しました。 https://hack.wired.jp/
デザイン工学部インダストリアルデザイン学科(DID)、シンガポール国立大学熱帯海洋科学研究所(TMSI)、東京大学生産技術研究所DLXデザイン研究室の共同プロジェクトです。
リードデザイナーは東京大学DLXデザインラボの左右田智美で、DIDのKEIO-NUS CUTEセンターのご好意によりNUSに滞在した際に作られました。このプロジェクトはNUSのTMSIのサンゴ保全研究活動、特にDr. Toh Tai ChongとMs. Sam Shu Qinの研究活動から情報を得て、インスピレーションを得ています。
このプロジェクトは、 東京大学潮田記念基金の寄付金により支援されています。 Design EngineerはDLX Design LabのHemal Diazです。
Lead Design Researcher: Tomomi Sayuda, DLX Design Lab at Institute of Industrial Science, The University of Tokyo
Design Engineer: Hemal Diaz, DLX Design Lab at Institute of Industrial Science, The University of Tokyo
Science Researcher: Dr Toh Tai Chong, Sam Shu Qin, The Tropical Marine Science Institute, The National University of Singapore.
Project Advisor: Miles Pennington, DLX Design Lab at Institute of Industrial Science, The University of Tokyo, Yen Chung Chang, the Division of Industrial Design, the College of Design Engineering, and the Keio-NUS CUTE Center at The National University of Singapore.
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